N2interior ディレクター 藤野寛子の日常に触れる
『The Director’s Perspective|暮らしの視点』Vol.8
このコンテンツは、
藤野寛子のInstagram 1フォロワーだった N2interiorスタッフが
彼女と共に時間を過ごす中で生まれたものです。
今回は、藤野がこれまで訪れたなかで
「特に心に残っている場所」について。
彼女がどんな景色を見て、そこで何を感じたのか。
その記憶を少しだけ分けてもらいました。
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一つ目は、広島。
恥ずかしながら、28歳で原爆ドームに初めて行った。
百聞は一見にしかずとはまさにこのこと、、
なによりその瞬間を物語っていたのは
ドームの周りに飛び散ったまま保存されていた瓦礫。
一瞬で吹き飛ばされる威力なんて、
想像しても知り得ないけれど
戦争を知らない世代として二度と繰り返さないことが大事だと改めて思った
もう一つは、豊島にある「横尾館」。
撮影禁止だったので記録はできてないけど、
その分しっかり覚えてる。
赤を基調として、古民家を改装した独特な表現力は圧巻。
彼の本を読んだり作品を見に行ったことはあり、
どこにも共通しているのが、何にも寄らない自由な感覚。
こうあるべき、というものがなく、全てを受け取る側に委ねている。
まさに感じ方も千差万別になりそうな世界観が詰まった場所で、
行く人やその日の気分によって得られるものが変わる楽しい場所だった。
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景色ももちろん、その時に考えたことや、
背中を伸ばされた感覚も全部まとめて、自分の中に残っていくような感覚。
みなさんにとっての、そういう場所はどこですか?
思い出として語るよりも先に、
まず自分の中にそっと置いてあるような場所。
ふとした時に思い出して、
少しだけ深呼吸したくなるような場所。
そんな一つがあるだけで、
自分の中の重心が整う瞬間がある気がします。
今日は終戦記念日。
過去に起きたことを「昔のこと」として流すのではなく、
自分なりに感じ、考え、心に留める日。
そうした思いも、こうした記憶の場所の感覚と重なる気がします。
ディレクターインスタグラム
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